<2008年4月15日,4月16日,4月21日,宮古のニシン2008H〜ニシン稚魚の放流〜>

宮古のニシン2008
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 3月15日と16日,宮古栽培漁業センターで育てたニシンを,海中生け簀に移動する作業「沖出し」が行われました。

 この作業は,ニシンの輸送によるダメージを出来る限り回復させ,万全な状態で海に放すことによって
回収率の増加につなげることを目的として行われます。

 今年は2日に分けて,計40万尾を輸送しました。 
 
 約1週間飼育し,自然環境に慣らしてから放流します。

 
 左:ニシンの輸送タンクを船へ移動
 右:船から生け簀へニシンを移す作業



 約1週間生け簀で飼育を行い,自然の環境に慣らした約5cmのニシンは,4月21日,放流されました。

 放流作業はなるべくニシンにストレスをかけないように,生け簀の網を筏から外し,自然に泳ぎ出すようにします。

 こうして,宮古湾に40万尾の稚魚が放流されました。

 しばらく宮古湾で生活した後,北海道へ向けて回遊を始めます。

 さらに2年後,産卵のため再び宮古湾へ戻ってきます。

 現在,宮古での水揚げは増加傾向にありますが,今回放流した稚魚も資源の下支えとなり,
さらなるニシンの増加に結びつくことを祈っています。
 
 ニシンの放流作業に携わって下さった栽培センター,漁協,県,市,水産科学館,漁業者,報道陣等の方々に
この場を借りて,心からお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 
 左:放流前の給餌作業
 右:網を下ろしていき,ニシンを海中へ放流





2008年4月17日 岩手日報朝刊





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