<2008年2月29日,宮古のニシン2008F〜網に付いたニシンの卵を保護〜>

宮古のニシン2008
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C今年もニシンが網に卵を産みました☆D帰ってきたニシン♪E岩手日報の記事紹介
F網に付いたニシンの卵を保護!G漁業者とともに人工授精Hニシン稚魚の放流


 2月29日,今日でニシンの特別採捕調査は一区切りとなり,3月からは,磯建網(小型定置網)が操業開始になります。
 
 今後もニシンの親魚および稚魚の調査は,継続して行いますが,今日は今まで使っていた網を一旦入れ替えます。

 しかし,1ヶ月近くも使っていた網には,ニシンの卵がびっしりと付いています。

 この網の時に入網したニシンは約500尾以上になり,彼らが産み残していった卵はどうするのでしょうか?

 ・・・実は,以前は網を乾かさなければならない関係上,一緒に陸に揚げていました。

 しかし,網に付いた1000万粒以上の卵は,海に入れておけば,大部分がふ化し,仔魚が宮古湾に泳ぎ出します。

 そこで,この網はさらに半月ほど,海の中でつるして,卵のふ化を待つのです。


 一言につるすと言っても,ニシンの卵と,コケや珪藻やゴミ(ノロ)の付いた網はとんでもない重さになっています。

 また,この汚れは泥のようにカッパに付くので,作業を終えた後のカッパはノロだらけです。

 
 しかし、こうした取り組みの継続は、ニシンの資源を支えることができるのではないかと考えられています。


 今後も、こうした活動を行うと同時に、科学的な面から効果を検証していくための調査を行って行きたいと考えています。


 
 左:網にびっしりと産み付けられたニシンの卵
 右:ニシンの卵。かなりの数です!


 
 左:網に付いたニシンの卵を保護する作業
 右:この網だけでもかなりの面積です








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