<2009年4月16日〜4月22日,宮古のニシン2009D〜ニシンの沖出しと放流〜>

宮古のニシン2009
@ニシンの特別採捕調査が始まりましたAニシンが網に卵を産みました
B標識の付いたニシンが獲れました&ニシンの標識付けを行いましたCニシンの採卵
Dニシンの沖出しと放流



 4月16日,宮古栽培漁業センターで約5cmに育ったニシンを,宮古湾の生け簀に輸送しました。

 数は約30万尾,2日,3回に分けて栽培漁業センターのある宮古市から,生け簀のある白浜まで輸送しました。

 この場所で放流前に一旦自然の海に慣らし,輸送で失った体力を回復させてから放流するのが目的です。

 毎年行っている作業ですが,慎重に行いました。
 
 放流が行われる4月22日までニシンを慣らすと同時に,毎日餌を与えて,少しだけ大きくして放流します。


 生け簀に収容したニシン。餌を与えると元気に食べます。


 さて,4月22日,いよいよ放流です。

 ニシンの放流は,サケなどの魚と違い,バケツで放流するのではなく,生け簀の網を落として,海に逃がしてやるように放流します。

 この方法だと,魚にとってダメージはほとんど無く,無事に自然の海に泳ぎ出すことができるのです。

 こうして放流されたニシンは,一旦北海道まで回遊した後,冬に産卵に戻ってきます。

 2年後には水揚げが始まることでしょう。

 多くの皆様の御協力のおかげで,無事に放流することが出来ました。この場を借りてお礼申し上げます。


 ニシンの生け簀。これから放流です。







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