<2008年11月30日,〜東京海洋大学で行われたシンポジウムに出席〜>




 2008年11月30日,東京海洋大学で「水圏環境リテラシー教育推進プログラム(文部科学省現代GPシンポジウム)
〜リテラシー教育に期待する人材育成の将来像〜というシンポジウムが行われ,事例紹介として,宮古湾の藻場・干潟を
考える会の山根会長が事例紹介を行いました。

 「水圏環境リテラシー」は,少し分かりにくい言葉ですが,海や川などの「水圏環境」が,私達人間にどういった影響を
及ぼしているか,また,その影響を理解する能力,ということです。

 例えば,宮古湾は,海の幸の宝庫であると同時に,赤前の海探検やヒラメ放流会,公開講座などが行われる「教育の場」
でもあります。

 このように,見方を変えれば,様々な影響を及ぼしているのが,海や川などの「水圏環境」なのです。

 こうした「水圏環境」に対する教育活動をどのように進めるか,人材育成をどうするか,また,今後の展開などについて
議論が行われました。

 
 山根会長は,宮古湾で行われている,赤前の海探検やヒラメ放流会などの活動を中心に,一般向けの観察会やシンポジウム,
調査研究協力や大学院生の受け入れなど,こうした事も「教育活動」であり,年代や世代を超えて,海は教育現場である
ことについて紹介しました。

 また,次のような質問が出され,解答を行いました。

@漁業の現場としては,こうした教育活動への受け入れをどのように思っていますか。
→重要な事だと思っています。見学ももちろんですが,大学院生の研究なども重要な「教育活動」であり,現在も東京大学の
大学院生が研究を行っています。できる範囲は限られていますが,やる気のある人にはぜひ来て,現場で学んで行って
欲しいと思っています。


Aこうした現場での教育活動を継続していくためには,何が必要ですか。
→継続には地域,関係機関との協力が不可欠です。また,多くの人員を船に乗せるとなると,どうしても予算の問題が
出てきます。行政と現場の相互理解,協力も不可欠です。


 
(写真左:発表を行う山根会長)
(写真右:ディスカッションで質問に答える)


なお,開催案内のポスターは以下の通りです。参考にご覧下さい

開催案内(PDFファイル:937kb)



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