<赤前の海探検隊2007〜今年も赤前小学校生徒の体験学習が行われました〜>


 今年も赤前小学校の生徒を対象として,「地元赤前の海について学び,考えよう」というイベントが行われました。
 総合学習の時間に行われる「赤前の海探検」は6回目となり,時期を分けて「1回目(海探検)」,「2回目(センター見学)」 「3回目(放流体験)」が行われます
 身近な海の豊かさ,大切さを一人一人が実感できたことと思います。

2007年6月25日:その1〜赤前の海とは〜
 今日は湾奥部に仕掛けた磯建て網の網起こしと,カキ養殖場見学です。
 網起こしは,みんなが力を合わせて起こします。
 船に乗り,海へ出発!
 
(左:船に乗って出発!)
(右:網を起こしてみよう!)

 
(左:生物に興味津々!)
(右:宮古湾でカキは大きく育ちます!)


 そしてその後は学校に帰って,プランクトンやアマモの観察です。
 栽培漁業センターの有瀧場長の話を聞き,小さなプランクトンはカキや魚の餌であり,大きな魚も小さいうちは,このような
小さな生き物を食べて,湾内で育っていること,プランクトンがたくさんいるのは宮古湾が豊かであり,この環境を守るためには
みんなの協力が必要であることなど・・・
 学校のそばにある海は,実は凄く豊かな海であり,守っていかなければならない場所である。このような事を考え,海に興味を 持ってくれたら良いと考えています。
 
(写真:プランクトンの観察。見えるかな?)




2007年7月17日:その2〜栽培漁業センターの見学〜
 宮古栽培漁業センターでは,「魚を放流し,自然の海で大きく育てる」という栽培漁業に関する調査研究を行っています。
 今回は卵や稚魚を産ませるための親魚の水槽や,もうすぐ放流するホシガレイやクロソイ,まだ親とは異なる形をしている
ヒラメ,そして小さな魚の餌となるプランクトンなどを見学しました。
 栽培漁業は,漁業関係者や地元住民の協力が無ければ成立しません。
みんなに愛される栽培漁業を目指し,前向きに進んでいくセンターの見学から,宮古湾での取り組みの大切さを知ってもらえ
れば何よりです。
 
(左:親とは異なる形をしているヒラメに興味津々!)
(右:まだ水中を漂うように泳いでいるヒラメの稚魚。)

 
(左:稚魚の餌となる生き物です。凄く小さいです。)
(右:これから放流するホシガレイやクロソイです。)

  
(左:稚魚の餌となる生き物その1,ワムシです。大きさは0.2mmほど。)
(右:稚魚の餌となる生き物その2,アルテミアです。大きさは0.4mmほど。)




2007年9月13日:その3〜ヒラメ放流会〜
 さて,「海探検」「センター見学」に続いて第3弾はヒラメの放流会です。
 海探検で見た宮古湾の海の豊かさ,そしてセンターで実際に種苗生産されているヒラメを
見学し,宮古湾での取り組みを学んできた赤前小学校の生徒達。
 今度は実際に取り組みの一端を行うと言うことで,ヒラメを放流します。
 生徒一人一人が,自分も湾内の取り組みの一端を担っていると言うことを感じ,湾の重要
性を再認識してくれればよいと思っています。


 
(左:宮古湾の栽培漁業について!)
(右:ヒラメの稚魚をみんなで放流!)



新聞記事@(岩手日報2007年6月25日夕刊)より



新聞記事A(岩手日報2007年9月14日朝刊)より

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