<2007年5月20日「宮古湾とニシンについて学ぶ会」が行われました>


 
 宮古湾の自然の重要性と,ニシンの生態を学ぼうという「宮古湾とニシンについて学ぶ会」が,5月20日,行われました。
参加して下さった皆様方,そして学ぶ会のスタッフの皆様,報道関係者,漁業関係者,地域の皆様など,様々な方々の協力を得て
無事終了することが出来ました。この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。


 今日は約2000尾のニシンを放流しました。
 ニシンは放流した後しばらくは湾内で生活していますが,その後北海道まで回遊します。
 そして2〜3年で成熟し,湾内の藻場に卵を産むために帰ってきます。
 藻場がなければ,ニシンも帰ってこなくなってしまうため,湾内のこのような環境を保つことが重要です。
   
 (写真:宮古湾にニシンを放流)


 宮古湾で育ったカキを剥く作業の体験です。
 プランクトンが豊富な豊かな宮古湾で育つカキは,大きく成長します。
 春に大きく育ったカキ「花見ガキ」は地元だけではなく,各地で有名です。
  
 (写真:カキ剥き体験の様子)


 「藻場・干潟の役割と重要性〜足下の海のすばらしさを再発見」という題目で,宮古栽培漁業センターの有瀧場長の講演です。
 宮古湾の藻場を形成している「アマモ」の特徴,そして調査で明らかになった藻場・干潟の生き物たち,さらに,宮古湾における
栽培漁業の取り組み事例などを紹介しました。
 藻場は,ニシンをはじめとする多くの魚の産卵・稚魚育成の場として,かけがえのない環境であるのです。
  
 (写真:「藻場・干潟の役割と重要性〜足下の海のすばらしさを再発見」スライド説明)


  2007年5月21日岩手日報朝刊より
  

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